コンペティションのお話


毎年様々なコンペティションに挑戦しています。

工業高校出身ということもあり、高校時代から「コンペに何か作品を出す」ということが身近にあり、その習慣は今も続いています。これまでに何度か、賞を頂いたこともありますが、ダメだったコンペのほうが遥かに多く悔しい思いもたくさんしました。これはいける!と思ったアイデアも、一度提出してみると結果がついてこず、冷静になって考えてるみると何だこれ?となってしまうものもありました。それでも、これは良い!と思えるモノは、天の中でそのアイデアたちはストックになっており、どれも無駄にはなっていません。

社会人になった今、何か決まった課題を与えられ、その解決策を自由に考え、その提案に対して評価をいただく機会が減っています。 もちろん、会社として決められた予算があり、それを達成するために、あらゆる方法を考え取り組むことはあります。しかしそれはあくまでもお仕事であり、コンペとはまた違います。コンペは、与えられた1つのテーマに対して、世界中からアイデアが集まる。テーマを解決するために、無数のアイデアが、様々な表現方法で形となり、競い合う。そして選ばれたアイデアは、多くの人に見られ、新たな常識として社会と馴染んでいく。挑戦した先にお仕事となるきっかけはあるかもしれませんが、出された課題に対して懸命に向き合う時間はそうそうありません。 天にとってコンペに提出することは、テーマを与えられ、これまでに考えもしなかった問題に対して自分のできることを考える1つの良き機会になっています。


一昨年、提出して、ダメだったけど
「通らなかった」という評価に対しても自分の中で消化できて
それでもテーマによっては面白いかも?と今でも思える提案を1つ。


KOKUYO DESIGN AWARD 2015

テーマ/美しい暮らし

コクヨっぽくはないかも?と思いつつ、提出。

結果が届いてから、「暮らし」ではなかったなと、納得。「お」を付けることで、言葉がなんだか丁寧になる。この日本語らしいニュアンスを何かに活かせられないかとひとつのアイデアストックとして活躍させられるところを考えています。


現在考えているのは

KOKUYO DESIGN AWARD

http://www.kokuyo.co.jp/award/

テーマ/NEW STORY

Tokyo Midtown Award 2017

http://loftandfab.com/2017/

テーマ/暮らしのひらめきをカタチに。


関連の説明会やトークショーのイベントにはできるだけ参加しています。審査員の先生方のお話や、過去の受賞者のお話は今回のテーマを読み解くにあたり大きなヒントにもなりますが、イベントの運営すら天にとっては勉強です。 

手の内を明かしてしまうようであれなのですが、今年の天のテーマへの取り組みは『こんなことを考えたこともない人へお話を聞いてみる』です。いろんな環境で育ち、学び、デザインを中心に学んでこなかった人たちへヒアリングし新たな化学反応に期待しながら、自分の考えをまとめていこうと考えています。


Photo:Instagram/@nona.psd

多才すぎる被写体

The story of mine from the past, from now on

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